【Part2】製販分離ってなに?~見える化編~
2023.04.19
製販分離をはじめるために
よし、今日のご飯はオムライスじゃ~。
オムライスっ、オムライスっ♪ん?何だこの冷蔵庫は。何も入っておらんじゃないか!(ガサゴソ)
オムライスっ、オムライスっ♪ん?何だこの冷蔵庫は。何も入っておらんじゃないか!(ガサゴソ)
わぁ!人の家の冷蔵庫を勝手にあさらないでくださいよ!!
だって、今日はオムライスを作るんじゃ、オムライスにするって決めたんじゃ…
そ、そうですか…。じゃあスーパーに行って材料を買いましょうね。
よしっ。じゃあ早速…
その前に!
えっ?
前回の続き「業務の分解」についてのお話をしていただいてからです。
おぉそうじゃったなぁ、忘れておったわ。それでは、製販分離の第一歩である「業務の分解」について話すことにしよう。
宜しくお願いします!
そろばん君、そもそも製販分離とは業務をどうすることだったかな?
「作業」と「仕事(知的生産)」を一人で行うのではなく、役割分担することです。
そうじゃな。役割分担するには、まずはどういった仕事があるのか把握しなくてはならん。
そのためには、まず業務の内容を分解し、どんな工程でその業務が構成されているか「見える化」する必要がある。
そのためには、まず業務の内容を分解し、どんな工程でその業務が構成されているか「見える化」する必要がある。
「見える化」ですか。
見える化って何だろう?
オムライスで言うとだな~
(どんだけオムライス食べたいんだ)
①具材を切る
②フライパンで炒める
③フライパンにご飯投入
④ケチャップ等で味付け
⑤4のチキンライスを皿にあげる
⑥卵をフライパンに伸ばす
⑦6にチキンライス投入、卵で包む
⑧皿に盛ってケチャップをかける
→完成。
②フライパンで炒める
③フライパンにご飯投入
④ケチャップ等で味付け
⑤4のチキンライスを皿にあげる
⑥卵をフライパンに伸ばす
⑦6にチキンライス投入、卵で包む
⑧皿に盛ってケチャップをかける
→完成。
おぉ、オムライスを作る工程が見える化されました。
だが、これはわしが作る際の工程じゃ。
人によっては「①」の前に「スーパーで買い物」という工程が入ったり、フライパンを2つ使うことで「⑤」を省略しているかもしれん。
人によっては「①」の前に「スーパーで買い物」という工程が入ったり、フライパンを2つ使うことで「⑤」を省略しているかもしれん。
スタッフやお客様によって工程が煩雑化していたり逆に効率化されている場合があるということですね。
そうじゃ。「見える化」では、スタッフとお客様のどちらがどの業務を行っているのかを細部まで徹底的に洗い出して現状把握をすることが大切じゃ。
本来お客様がすべき工程を指導・指摘せずにスタッフが業務を抱え込んでしまっておるかもしれん。
お客様ごとに「どの作業を」「誰が」「何の目的で」しているのかを見える化することで本当に必要な仕事で時間を使っているか精査することができるんじゃ。
本来お客様がすべき工程を指導・指摘せずにスタッフが業務を抱え込んでしまっておるかもしれん。
お客様ごとに「どの作業を」「誰が」「何の目的で」しているのかを見える化することで本当に必要な仕事で時間を使っているか精査することができるんじゃ。
ふむふむ。工程や内容を把握することで効率化の糸口を探すんですね。
報酬時間単価を考える
それだけではない。業務時間も見える化することによって、「報酬時間単価」で採算がとれているかを見ることができる。
「報酬時間単価」?
例えば、A:「月10万円の報酬」とB:「月3万円の報酬」ではどちらの方が儲かる仕事だと思うかね?
そりゃ10万の報酬があるAでしょ!
本当にそうだろうか。
??
では、A :「月20時間の業務で月10万円の報酬」とB:「月3時間の業務で月3万円の報酬」だとしたらどうじゃ?
あれ、時給換算すると…Aは時給5000円、Bは時給1万円の仕事ってことになる!Bの方が断然儲かる!
そうじゃな。
報酬時間単価というのは、簡単に言えば業務に見合った報酬がもらえているかを測るものじゃ。まあ、報酬時間単価についてはもう少し詳しく話したいことはあるが、ここではこれくらいにしておこう。
報酬時間単価というのは、簡単に言えば業務に見合った報酬がもらえているかを測るものじゃ。まあ、報酬時間単価についてはもう少し詳しく話したいことはあるが、ここではこれくらいにしておこう。
1時間6000円くらいの報酬は欲しいですね…
と、いうわけでだな、まずはオムライスを食べてからスタッフみんなに話を聞きに行くとしよう。それ、スーパーへ急げ~!!
ま、待って~!